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サラリーマンコンサルタント

 

内定先のシニアコンサルタントの方と面白い話をしました。コンサルタントがサラリーマン化していく。

 
自分が持っていたコンサルタントのイメージ。コンサルタントは、自分のキャリアは自分で主体的に作ることが求められる。転職が多い業界であることや、激務ゆえに辞めていったり、一生続ける仕事ではないと感じる人が多いことがキャリア自立を促す。特定組織への所属意識は弱まる。ゆえに、独立志向が高い人が多く、サラリーマン的なタイプの人が少ないのではないか。

しかし、実際はサラリーマンとして、組織の中に根付いて仕事をする人材が求められているらしい。理由は、一言で言うと、安定期にあるから。「組織が大きくなって事業が安定拡大する→大きくなった組織の仕組みを回していける人が必要になる→高学歴の地頭良い人をどばっと採用するのでエッジがでない」という現状。

 

話の発端は、就職活動中に疑問に思ったことを質問したところから。戦略系コンサルティング会社と総合系コンサルティング会社はどう違うのか?人によって、話が全然違うから、何が本当なのだろうと。

戦略系の人「全然違う。戦略系は、上流部分に特化していて、経営者や事業責任者をクライアントにしている。コンサルタントの人数が少ないので、その分だけ、ストレッチする機会も多く、成長と高給料が得られる。」
総合系の人「あまり変わらない。近頃は、基本的なコンサルティングノウハウは一般化してるから、戦略系の市場は縮小している。戦略系も実行支援や下流部分をやっている。コンペでの提案価格も似た水準なので、中身はあまり変わらない。サービスラインが豊富な分、総合系に強みがある。」

どちらも事実を違った捉え方をしているだけで、何とも言えないよね。それよりも、コンサルティングは人に基づくので、会社ごとの個性の違いの方が大きいらしい。


そこから、世代ごとにコンサルタントの特徴も違うのではないか?という話題に移り、最近はサラリーマン化しているのではという話題になった次第です。

少なくとも5年ごとには、世代が変わっていると感じているそうです。(彼が実感する世代間の違いは、業界全体ではなく、その会社特有の要素もあるのだろうけど。)
世代ごとの違いが大きいというのは、当たり前すぎて見落としていた観点で面白かった。ちなみに入社6年半目の彼のモチベーションは、「自分の影響力が及ぶ範囲を拡大したい」というものらしい。これ、どこかで聞いたことあるし、世代の特徴な気がするな。


 

いま20代前半の自分は、「安定したい世代」にあたるのだろうか。サラリーマンコンサルタントにはなりたくない。