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“独立”する富裕層 ~アメリカ 深まる社会の分断~

“独立”する富裕層 ~アメリカ 深まる社会の分断~
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3488_all.html

 

"100万ドル以上の資産を持つアメリカの富裕層。その富裕層が今、自治体の在り方を変えようとしています。貧富の格差による社会の分断が進むアメリカ。富裕層は税金が貧困層のためばかりに使われていると反発。みずからが住む地区を周囲と切り離し、新たな自治体を作る動きを強めています。"

 

"さらに富裕層は、市の運営にビジネスのノウハウを取り入れました。警察と消防を除く、すべての業務を民間に委託。同じ規模の市なら数百人は必要な職員の数を9人に抑え、徹底的なコストカットを進めました。市民課や税務課。道路や公園などを造る建設課。さらに、市の裁判所の業務まで民間に委託しました。裁判長は必要なときだけ時給100ドルで短期雇用します。この結果、当初年間5,500万ドルと試算された市の運営費を、半分以下に抑えることに成功したのです。コストカットによって生まれたお金は富裕層の要望によって、市民の安全を守るサービスに使われています。"

 

"サンディ・スプリングス市のような所の近くにある都市で取材をしたときに、公共サービスの1つとして刑務所を維持できないから開放すると。(刑務所を開放する?すると、どうなるのか?)そうなると囚人が街に解放されて、たくさん普通に歩くようになるんですけれども、警察もまた公務員ですから、警察は失業中なわけです。ですから非常に恐ろしいSFのような状況になっていて、片や、目に見えないフェンスの中の富裕層の地区は、非常にハイテクでハイセキュリティーの地区になっていると、すごくコントラストが激しかったですね。"

 

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各自治体は自分たちが良いと信じることをやって、住民も自分に合う好きな場所を選んでいけば、市場原理が働くし、多様性も生まれるし、みんな幸せなんじゃないの?と個人的には思うのだけど、そう簡単にはいかないのですね。

 

それでも、新しい何かや、変化を実現できることは素晴らしいと思うのです。バランス型、社会福祉先進型とか、きっといろんなモデルが創れるよね。富裕層型では、すでに成功事例があって横展開まで始まっているのが面白い。

 

とはいえ、それ以前に刑務所の解放って、おかしいでしょ!