つながる
●概要
代々木忠(2012)つながる
人とつながることの喜びと、難しさ。どうすれば相手に自分の感情をさらけ出せ、自分を明け渡すことができるのか。5000人 以上の女性と面接してきたAV監督代々木忠が、「セックスと愛」をテーマに伝えるエッセイ。
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●メモ
・愛とは何か。愛する力とは、対人的感性をもつこと。相手を洞察することでその人の痛みや喜びを察したり、人間を慈しむ能力のこと。
・愛は今この瞬間に宿る。「執着」を「恋愛」とすり替えないように気をつける。
・セックスには2種類ある。「相手と心からつながるセックス」と「セックスのようにみえて、じつは相手の体を使ったオナニー」
・人とつながるためには、自分の心を明け渡す。ありのまま感情を伝えるためには、できない自分を許してあげる(否定せず、自認する)。そして、自分の弱さも含めて、相手に身を委ねる。否定してきたものを許せたときに、愛は訪れる。
・相手と心がつながるようなセックスができれば、そのセックスがやがて愛に変容する。本能でするセックスに、感情(心)が溶合うとき、セックスは愛へと昇華する。
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●感想
・性の悩みをもつ男女のエピソードが未知の世界すぎる。
・人を愛することは難しい。特に、相手の痛みを理解してあげることは難しい。
・心のあるセックスとは何か。わかるような、まだよくわからないような、、